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#13 自分でボキボキするのはよくないですか?
首や腰など、つい自分でボキボキしてしまうんですが…やめたほうがいいですか?
ボキボキ音をならすために無理にひねるのはおすすめしませんが、動いた時になってしまうこともありますね。
腰や首に疲れやコリを感じ、ボキボキするとスッキリするという感覚を持つ方は多いと思います。
しかし、インターネットや知人から「やめたほうがいい」と言われることも多いのではないでしょうか。
「そうは言われても、やっぱり気持ちいいし…でも本当にやめたほうがいいんですか?」というご相談をよくいただきます。
ボキボキ音が鳴る仕組みは、現在「キャビテーション」という現象で説明されています。
キャビテーションは、関節内の液体の圧力が低下した時に気泡が発生し、その気泡が弾ける時に音が鳴る現象です。
この衝撃が骨や関節を振動させて「ボキボキ」という音を出していると考えられています。
この音と一緒に「スッキリした」「気持ちいい」と感じる方が多いのも事実です。
そうして習慣的にボキボキしてしまう方も少なくありません。
では、なぜ自分でボキボキするのがよくないかというと、ケガのリスクがあるからです。
無理に関節を動かすと、捻挫や筋肉を傷める可能性があり、力加減や方向を誤ると特に危険です。
特に首のボキボキは、カイロプラクターによる施術でもリスクが高いため、厚生労働省からも注意喚起がされています。
一般の方が自分で行うと、さらに危険性が増します。
また、ボキボキ音が鳴ると「骨や関節が正しい位置に戻った」と考えている方もいますが、実際には、音は関節の隙間が広がった際に生じているものであり、矯正された音ではありません。
ボキボキ音が鳴りやすくなる原因は、筋肉のコリや緊張です。
これらが関節を圧迫している場合、動かした際に関節の隙間が広がるので音が鳴りやすくなります。
例えば、ストレッチをした際に偶然ボキッと音がすることは防ぎようがない自然な現象です。
しかし、自分で意図的に「ボキボキ音を鳴らすために急激な動作をする」のは避けるべきです。
原因となっているコリや筋緊張を改善すれば、音を鳴らしたくなる気持ちや鳴らす必要も自然となくなります。
もし、自分でボキボキ音を鳴らしてしまう癖がある方や、その癖をやめたい方、過去にそのせいで痛めた経験がある方は、どうぞ当院までご相談ください。