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#12 ぎっくり腰のコルセットについて
ぎっくり腰になってしまいました…
コルセットすると楽なんですが、使ってもいいですか
大丈夫ですよ
楽に感じられるならぜひ使ってください
ぎっくり腰を何度か繰り返している方や、強い腰痛の時に病院で診察を受けた事がある方は、コルセットをお持ちのことが多いです。
病院で改善のために処方されているので効果も期待できるはずなのですが、敬遠されている方もまた多いものです。
コルセットはご自身の筋力の負担を受け持ってくれる装具です。
ぎっくり腰などでは腰に力が入るたびに痛みが走るため、コルセットを着用すると痛みの程度の緩和が期待できます。
その役割から「自前の筋力が低下するのでは」という話もあり、心配になってしまうこともあるようです。
確かに漫然と着用し続けた場合には考えられることです。
しかし、ぎっくり腰の急性期や強い腰痛の時などは緊急避難的にコルセットを使うことはお勧めできます。
- 身体にかかる負担を減らすことで怪我・炎症などの悪化を防げる。
- 患部が休めることで回復促進が期待できる。
- 痛みからくるストレスを軽減できる。※ストレスは自然治癒力の活性化を妨げます
などの良い効果が期待できるからです。
まずは「痛みを感じる機会を減らし、楽に良い精神状態で養生する」ことが大切なのです。
そうしてぎっくり腰や腰痛から回復し、体調が万全な状態になると、今度は反対にコルセットをわずらわしく感じたり、着用が面倒になってきます。
そうなってきた状態がコルセットを自然と外していける時期です。
また、大切なことは、コルセット着用で痛みが楽になったとしても、まだ普段通りに動いてはいけない。ということです。
コルセットは仕事や家事、勉強など、少しでも普段通りに過ごしたいがために着用するのですが、得られた「楽」は回復力に充てることが大切です。
その「楽」は、コルセットが助けてくれているからであって、身体が回復したからではないからです。
少し楽になった時は、回復のためにとても大切な時期です。
ここを逃してしまうと、痛みや症状を繰り返してしまったり、スッキリ回復しきらない状態で固定されてしまいます。
コルセット自体はよい道具です。
うまく活用して、痛みからのより早くより良いご回復と、その後の予防にも役立ててくださいね。